Steam Deckのゲーミングモードからtwitchを閲覧する

 

今回のRTA in Japan Winter 2025も盛り上がりましたね。自分はRiJやGDQの時期はリビングのディスプレイにtwitchの配信をほぼ流しっぱなしにして過ごしているのですが、今冬になって今まで閲覧に使っていたPS4のtwitchアプリの挙動が以前よりも不安定な感じになってきました。
多分プラットフォーム側の更新に対して、PS4版アプリのサポートが既にあまりされていない(と考えています)所に多分原因があると踏んでいますが、前述の推測から多分今後も改善はないだろうと考えて移行を検討し、自由度の高いSteam DeckとDockの活用を考えました。
Steam DeckはLinux PCそのものなので、工夫次第で何とかなるだろうと考えてチャレンジ。上手く行ったので備忘録的にここに書き残しておきます。書き残しなので、テキストベースで。
自分は英語環境ユーザーなので、日本語は分かる範囲で併記します。

1. Flatpak版Chromiumの導入
デスクトップモードに移動し、Discoverを起動。Chromiumをここから導入します。
(Firefoxは解像度変更の取り扱い周りで色々と不都合があり、また起動オプション周りがChromiumよりも弱い感触で上手くいかなかったため、Firefox派ではあるもののやむを得ずChromiumを導入しています。)

2. ChromiumのショートカットをSteamクライアントに登録
デスクトップモードのまま、所謂スタートメニューからChromiumを探し、右クリックからadd to Steamを実行 (もしくはSteamクライアントから追加)。これでSteamクライアント内にショートカットが登録され、ゲーミングモードからChromiumが起動できるようになります。

3. Steamクライアント上でChromiumのショートカットの編集画面を開く
ゲーミングモードに戻り、SteamメニューからLibrary (ライブラリ)を開きNon-Steam (非Steam)のChromiumを選択し、Options (オプション)からProperties... (プロパティ...)を開く

4. Launch Options (起動オプション)の末尾に、自分の場合は以下を記述

--start-fullscreen --force-device-scale-factor=1.5 --hide-crash-restore-bubble https://twitch.tv/directory

以下、オプションの解説です。(これらは全てChromiumの起動オプションです)
--start-fullscreen : Chromiumをフルスクリーンモードで起動します
--force-device-scale-factor=1.5 : ページの拡大率を1.5倍 (150%)に設定します
--hide-crash-restore-bubble : セッションを復元する旨のポップアップを非表示
https://twitch.tv/directory : Chromiumは引数の最後にあるURLを起動時に開きます 

ちなみにこれらのオプションは、Chromiumの全体の設定を変更しても同等の設定が実現できるはずですが、自分の場合は他の用途にChromiumを使う可能性を考慮して、できるだけ起動オプション側で設定するようにしてあります。

拡大率を1.5倍にすると、FHD環境でシアターモードにした際のチャット欄の大きさが、PS4版アプリに近くなり読みやすくなったため、採用しています。ただ、ここで行った拡大率の調整は、何故かChromiumのGUI上の表示に適用されませんでした。
セッション復元ポップアップの無効化は、Steam DeckがゲーミングモードでChromiumを停止する際に、恐らくkillかpkill辺りで止めているのか毎回セッションの復元を出してくるため、キオスク的なこの運用に対して邪魔で仕方がなかったため、無効化してあります。
開くURLを/directory付きにしたのは、トップだとプレビューが始まったりするのが自分にとっては好ましくなかったからです。

5. Game Resolution (ゲーム解像度)の値を、接続先の外部ディスプレイの解像度に設定します
自分の場合はFHDのため、1920x1080を設定。(今の所、この状態で携帯モードで動かした場合にどうなるのかは未確認。携帯モードでも割とちょうどいいかも?ちなみに本体ディスプレイは1280x800です。)

6. ショートカットの名前を変更
これらの設定を行ったソレはもはや単純にChromiumを起動するものではないので、適宜名前を変更しておきましょう。自分の場合はtwitch (Chromium)としておきました。

以上で、twitchがいきなりフルスクリーンで立ち上がるショートカットが作成できました。コントローラーの設定はWeb Browserというものが標準で設定されているはずなので、ゲームパッドでマウス操作やスクリーンキーボードの呼び出しなども行えるようになっていると思います。
マウスカーソルの感度が高すぎる場合は、コントローラー設定の下に右スティック感度の設定があるため、ここで調整すると良いと思います。

解像度設定周りは若干課題 (上記の設定で決め打ちになるが、Chromium側に解像度設定は無さそうなので、こうでもしないと解像度を任意のものに設定できない)ですが、それ以外はだいぶ汎用的なものになったのではないでしょうか。 

これらはFlatpakでできる範囲で完結できたため、恐らく今後のSteamOSアップデート時にも再導入などの手順は必要ないでしょう (Valve公式ヘルプに「Flatpak以外で何かすると更新時に飛ぶこともあるよ」と書かれているので)。その点でもうまくできたなと思います。
しばらくRiJのアーカイブを閲覧していましたが、さすがにPCなので安定しているなあと思いました。これで日本時間の2026/01/05から始まるAGDQ 2026の視聴準備もバッチリです。

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